『子育ては楽しい』Vol.4 「ありがとう」

ある(シッティングでの)晩、小学生の男の子が寝る前に、「今日は楽しかったね。ありがとう!おやすみなさい」と言ってくれました。とてもあたたかく、嬉しい挨拶でした。この「ありがとう」ということばは、簡単なようでなかなか言えない・・・そして子育てにおいては、意外と重要で役立つことばであると感じています。


子どもに、生まれてきてくれてありがとう!ここにこうして存在してくれてありがとう!と思う気持ちが、みんなを幸せにすることはもちろんのこと、この「ありがとう」ということばを心掛けて使うことが、子育てを楽にしたり、子どもがポジティブに成長していく上で、とても役に立ったりもするものです。


たとえば・・・帰って来たママが、「遅くなってごめんね」と言うより、「待っていてくれてありがとう」と言ってくれた方が、子どもはなぜか嬉しいし、ママにとっても肯定的。子どもが自ら何かをしてくれた時は、たとえ余計手間になったとしても・・・「ありがとう。助かるわ!」と言うと、子どもはニッコリ笑顔。いつかきっと、とってもお手伝い上手な子になってくれるはず。


赤ちゃんが生まれて、ちょっぴり寂しい上の子には、「お兄ちゃんなんだから・・・」「お姉ちゃんでしょ?」の代わりに「赤ちゃんに優しくしてくれてありがとう!」「ママのお手伝いをしてくれてありがとう」「赤ちゃんはやっぱりお兄ちゃん(お姉ちゃん)が大好きみたいね」と・・・。


子どもは、ことばかけ一つで、びっくりするほど変わることがあるものです。魔法のことば「ありがとう」ぜひお試しくださいね。


チャイルドケア アドバイザー さいとうなおこ

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