時には気の利いた行動を

マニュアルに添って仕事をすることはいいことですが、時にはアドリブや気の利いた行動をすることによりさらにいい効果をもたらすことがあります。

1ヶ月程前にあった、都心を襲った台風の日。混乱の現場にいた電車の車掌さんは、普段口にしない言葉を乗客に向けてアナウンスしました。
「行けるところまで、行きます!」
「早くおうちに帰りたい気持ちはわかります、私も帰りたいです、でも押し合わないでください、電車は逃げません。」
「この電車の業務から6時間、疲れていないと言えば嘘になります。しかし、私にもこの仕事を選んだプライドがあります。皆様を安全にお届けするまで頑張ります!」

Twitterでは、当日の車掌さんや駅員さんの、普段では見られない言動について、多数書き込まれていて、概ねそれらを好意的に受け止められていました。

普段、事務的なアナウンスが目立つ立場の人達が、乗客に向けて気持ちのこもったアナウンスをすると、彼らの懸命な仕事ぶりにも少なからず共感できるのではないでしょうか?

せっかくなので日常的な運行の中にも、気の利いたアナウンスを取り入れてみたらと思います。


私たちのハウスキーピングでも、毎回お客様から求められていることばかりを行わず、気の利いたことをすることにより、お客様に好意的に受け止められることがあります。

暗くなってきている電球を取り替えたり、弱っているお花に水をあげたり、靴を磨いてあげたり…など、全ての行動が好意的に受け止められるわけではありませんが、気の利いたはからいをすることにより、お客様にささやかな喜びやサプライズを与えることができます。

事務的に行動するより心のこもった行動をする、そのようなサービスの提供をこれからも求めていきたいと思います。

Coordinator Kunieda

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