『子育ては楽しい』Vol.8 「いま」
その二 ~ いまだ! ~今回は、前回の『今頃かな・・・』にくらべ、もう少し瞬間的な『いま』のお話しです。私たちは、子育てのいろいろな場面で常に、"適切な『いま』"を見極めるために神経を使います。
子どもというのは、日々、成功や失敗をくりかえし、たくさんのことを学んでいきます。大人にはわかっているからと、はじめから正解を教えてしまったり、先に失敗や危険(もちろん"ある程度の危険"です!)を回避してしまったりしては、子どもの経験やチカラにはなりません。また、子どもは、一度インプットした指示を撤回、訂正するのはむずかしいものですから、できる限り一回で、適切な言葉で、伝えることも大切です。
子どもというのは、日々、成功や失敗をくりかえし、たくさんのことを学んでいきます。大人にはわかっているからと、はじめから正解を教えてしまったり、先に失敗や危険(もちろん"ある程度の危険"です!)を回避してしまったりしては、子どもの経験やチカラにはなりません。また、子どもは、一度インプットした指示を撤回、訂正するのはむずかしいものですから、できる限り一回で、適切な言葉で、伝えることも大切です。
そこで、頭をフル回転し、最も効果的な援助や助言、注意のタイミング「今だ!」を探りながら、常にどきどきしているわけです。
でもこれは、慣れてくると、日々の子育てにもうまく応用できて、大人が楽をできるようになります。
例えば・・・子どもと一緒にお出かけをする時に、何度も何度も「さあ、出かけるわよ!」と叱っても、決してうまくはいきません。いつも、出かけることを知らせたらテキパキと支度をし(もちろん子ども自身にも出来る範囲で準備をしてもらいます)本当に出かける瞬間に一度だけ「さあ。出かけましょう」と言い、すぐに家を出ます。すると、子どもの中で「出かける」の意味や時間のイメージがはっきりします。
出かけると言ったらすぐに出かける・・・とイメージする子どもは、「さあ、もうすぐ出かけましょうね」と言ったらすぐに、自分でサッサと支度をし、おいて行かれぬよう準備をするようになるのです(笑)。
子育てのコツは、メリハリとタイミングです。「いまだ!」を見極めて、子どもの反応を楽しんでみてください。
チャイルドケア アドバイザー さいとうなおこ