『子育ては楽しい』Vol.5 「失敗は成功のもと」
ある日のシッティングでの夕食準備中、2歳になったAちゃんは、小学生のお姉ちゃんと同じように、お手伝いをする気満々です。お姉ちゃんのまねをして、マヨネーズのチューブをギュッ!!…その途端、マヨネーズが飛び散りました。ギャ~と思いながらも、お姉ちゃんと私は大爆笑。驚きのあまり固まっていたAちゃんも、顔にマヨネーズの点々をつけながら照れ笑い。「あ~あ」と言いながら3人で掃除をして、その後無事に夕食準備を終え、食事に至りました。もちろん、みんなで思い出し笑いをしながら・・・いつも以上に楽しく美味しく。
そして次の週…。またまたお手伝いのAちゃんは、なんと!マヨネーズのチューブの口を下に向け、そ~っと押しているではありませんか。子どもは天才です!!たった1回の失敗で、自ら学習するのです。
子どもが失敗をした時…ついつい「も~!何やってるの~!」と怒ってしまいたくなりますが…そこはひとつ、グッと我慢…。子どもだって、わざとやっているわけではありません。叱ったって、気まずい雰囲気になるだけです。
子どもには、先を予想する力はありません。それは、経験をして身につけていく力、たくさん挑戦してたくさん失敗することで、つく力なのですから。いくら叱っても、出来るようになるわけではなく、かえって次の"やる気"まで喪失させてしまうかもしれません。
子どもがしくじった時…どうせなら、笑っちゃいましょう!(^^)きっとその方が、失敗を恐れない、前向きな子どもになってくれるはず!
チャイルドケア アドバイザー さいとうなおこ